Webデザイナー主婦が挫折する原因は?やめとけと言われる3つの理由と解決策

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「3ヶ月でWebデザイナーに!」などの広告をよく目にしますが、実際に主婦がWebデザイナーを目指したものの挫折も多いとちらほら耳にします。今回は、制作会社出身・デザイナー歴12年の子持ちママが、Webデザイナー主婦が挫折する原因は?やめとけと言われる3つの理由と解決策についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめです
  • Webデザイナーを目指す主婦が挫折する原因を知りたい
  • Webデザイナーを目指すのは「やめとけ」と主婦が言われる理由を知りたい
  • それでもWebデザイナーになりたい主婦が挫折しない解決策を知りたい
  • 主婦でもWebデザイナーとして収入を得る方法を知りたい
  • Webデザイナー主婦のリアルな現実や収入を知りたい
目次

Webデザイナーの主婦が挫折する原因は?

元々制作会社や企業のインハウスのデザイナーとして働いていた経験がある方の場合、例え会社を退職後でも主婦業をしながら在宅でWebデザイナーをすることは可能です。

ただ、完全未経験かつお子さんがいらっしゃる方の場合、主婦業をしながらWebデザイナーを目指すのは容易なことではありません。「未経験から月収30万!」なんてキャッチコピーや、赤ちゃんを膝に乗せながらパソコンをするママの広告などもよく見かけましたが、正直なところ現実はそんなに甘い道ではありません・・。

Webデザイナーの主婦が挫折する原因についてご紹介します。

勉強する時間の確保が難しい

タイムリミットのイメージ

未経験からWebデザイナーを目指す場合、独学で勉強する、専門のスクールで学ぶ、オンライン講座を受けるなどの方法があります。(新卒などで若さがあればスキルなし・未経験でも、就職し実務をこなしながらスキルを積みWebデザイナーになることが可能な場合もありますが、新卒でもない限り完全未経験の方を雇う会社は少ないです)

いずれの場合も、勉強時間の確保は必須となります。

Webデザイナーになるには、最低限としてデザイン作成に必要なPhotoshopなどのソフトの使い方や、html・cssの基礎を身に付ける必要があります。主婦業のみしている方の場合、勉強時間の確保はしやすいかと思いますが、お子さんを自宅保育をしている主婦の場合、主婦業を行いつつ、赤ちゃんのお世話をしながらだと、がっつりとパソコンを触れる時間はほぼありません。唯一取れる時間が、赤ちゃんが寝ている時間ぐらいとなるので、勉強時間を十分に確保することが難しいです。(特にコーディングは、かなり頭も使う作業となるので、赤ちゃんをあやしながら対応することができません。)

Webデザイナーになるために必要な勉強が多すぎる

パソコンをしながら悩む女性

Webデザイナーでも、ただデザインのみを行うデザイナーか、デザイン+コーディングができるWebデザイナー、どちらを目指すかによって勉強量は変わってきますが、後者のデザイン+コーディングができるWebデザイナーの方が、デザインする上でも、今後の仕事獲得の際も圧倒的に有利かと思います。

コーディングについては、全てをパーフェクトにしなくても最低限のHTML・CSSの基礎の知識はつけておいた方がおすすめです。最近はノーコードで作成できるWebサイト制作ツールも増えてはきていますが、コーディングの基礎が分かっている人のデザインと、そうでない人のデザインは差が出ますし作るものも変わってくるので、やはりコーディングの基礎は必ず身につけておきましょう

ただそうなってくると、デザインソフトの使い方の習得から始まり、デザインの基礎、デザインの実践を行った上で、コーディングの勉強も一から始めないといけないため、勉強量はかなり多くなります。勉強しないといけないことが多すぎることも、Webデザイナーを目指す主婦の挫折の理由の1つになっています。

スクール卒業後、仕事がない、稼げない

悩む女性

上記のものを全て学んだからといって、すぐに仕事が取れるとは限りません。スクール卒業後に、就職までもサポートしてくれるところもあるようですが、在宅で主婦Webデザイナーを希望する場合、自分で仕事を取り続ける必要があります。業務委託などで、仕事を継続的に契約できる可能性も0ではありませんが、制作会社や企業が実務未経験の人材に仕事を委託する可能性は極めて低いです

私は以前制作会社で働いていましたが、業務委託や外注先として仕事をふるのは元々その制作会社で働いており退職後に独立したスキルが十分にあるデザイナーの方や、他の企業で長年勤めて経歴や実績のある方がほとんどでした。現実的に考えると、実務経験がない方に実作業をお願いするのは、デメリットしかないからからです。低単価であれば仕事をもらえる可能性はゼロではありませんが、それではただ疲労するだけです。

その他の収入を得る方法として、クラウドワークスなどで仕事を獲得する方法もありますが、基本的にクラウドソーシングは単価が安く、ライバルが多いため、仕事を獲得できても低単価などで十分に稼げないことが多いです。

これらのことが、Webデザイナーを目指す主婦の挫折率が高い理由となっています。

Webデザイナーを目指すのは「やめとけ」と主婦が言われる3つの理由

Webデザイナーは飽和状態

コロナ渦の頃から、在宅ワークというものが世間に広まり、特にWebデザイナーは人気の職業となりました。特にWebデザイナーというのは資格などは必要なく、パソコン1つあれば自宅で仕事ができるということで、ママさん達をターゲットとした広告もたくさん見られました。

ゆりかご

インスタの広告などで頻繁に見かけましたね

そのため、Webデザイナーを目指す方の数がかなり増えてしまいライバルの数も多いです。例えWebデザインのスキルを習得したとしても、他にWebデザイナーの方は多数いるため仕事が取れない問題にぶち当たりやすいです。

デザイナーじゃなくてもデザインやホームページを作成できる方が増えている

近年Canvaなどのツールも普及し、IllustratorやPhotoshopなどの専門的なソフトがなくてもデザインができる方が増えました。またノーコードのホームページ作成ツールも多数出てきているため、ある程度パソコンの操作ができる方は自分で作ることも可能となりました。今後ますますそのようなツールが増えてくると予想します。

そのため、主婦で少しWebデザインをかじった程度の方に依頼するメリットがあまりないのです。お金を出して依頼するなら、きちんとした実績のあるプロにと考える方が多いため、駆け出しの主婦では収入を確保できない可能性があります。

納期に追われる・時間外労働

Webデザイナーは必ず納期がある仕事です。また、クライアントワークとなるので、打ち合わせや修正等の作業など行う必要があり、主婦の隙間時間でできるような仕事ではありません。納期前や修正等が重なると夜間などに対応する必要が出てくる場合があります。

家事や子育てをされている主婦の方の場合、基本的に時間との戦いのためそういったことに柔軟に対応することがなかなか難しいことも「やめとけ」と言われる理由の1つです。

Webデザイナーを目指す主婦が挫折しないための解決策3選

独学ではなくデザインスクールなどに入る

独学の場合どうしても途中でやる気がなくなってしまうと、途中で簡単にやめてしまうことができます。もちろん独学でも勉強を続けれる方はその方法で問題ないですが、お金を支払ってオンラインスクールなどに入ると同じ状況や環境の方と頑張れるので自然とやる気も湧いてきますよ

旦那さんの協力を得る

主婦でWebデザイナーを目指す場合、家族が非協力的な場合どうしても挫折しまいがちです。「本当に稼げるの?」など心配する旦那さんも中にはいらっしゃるかと思いますが、目指すと決めた場合は、家族の協力もあったほうが挫折はしづらいかと思います。

そのため、Webデザイナーを目指す場合はできれば旦那さんの協力を得て、子供の寝かしつけは旦那さんに頼む、休日は旦那さんに子供をみてもらう時間を作るなどして、少しでも時間の確保ができると勉強の時間に費やすことができます。

Webデザイナーを目指した理由を改めて考える

Webデザイナーを目指したものの、時にはやめたくなる瞬間もあるかと思います。その時は今一度、Webデザイナーを目指した理由を改めて考えてみてください。「スキルを身につけたい」「在宅で稼ぎたい」という理由も立派な理由ですが、「もう一度就職活動をして会社に雇われで働きたくない」という一見ネガティブな感情も、踏ん張れるきっかけになりますよ。

Webデザイナーになった主婦が挫折しそうな時の対処法3選

他人と比べない

TwitterなどのSNSなどを見ていると、他人と比べてつい焦る気持ちが出てくることがあるかと思います。ただ、他人と比べても何も生まれないため、比較して落ち込むのはやめましょう。

Webデザイナーの方の「月収50万達成!」など月収に関するツイートをよく見かけることがありますが、それを見て必要以上に焦る必要もありません。もちろん嘘を言っているとは思いませんが、極端な話をすると同時期に多数の案件を納品できれば月収50万を達成できますが、翌月は0などもあり得るからです。

他人が仕事をたくさん獲得しているのを見ると焦る気持ちが湧いてきますが、そういった時はSNSをお休みするのも1つの方法かと思います。

理想とするWebデザイナーの方を目標にする

駆け出しの場合つい同じ駆け出しの方と関わりたくなるものですが、同じレベルの方ではなく先にいる理想のWebデザイナーの方をチェックしてみましょう。こんな風になりたい!と思える方を見つければ、自然とモチベーションも湧いてきますよ。

気分転換・リフレッシュして一度デザインを休む

疲れてしまった時には時に気分転リフレッシュをしてWebデザインをお休みすることも1つの手段かと思います。好きなカフェに行ったり、友達に会うなどちょっとしたことで気分転換になるものですよ。ただし、休み続けるのは一気にやる気がなくなってしまうので、1、2日休んだらまた勉強を再開するよう意識しましょう。

フリーランスのWebデザイナー主婦のリアルな収入や現実は?

主婦Webデザイナーのリアルな収入

実際のWebデザイナーのリアルな収入はどれぐらいなのでしょうか。もちろんピンキリではあるのですが、主婦のWebデザイナーの収入としての相場は、20〜30万ぐらいの方が多いのではないかと思います。

私は、デザイナー歴は10年以上、現在はフリーランス歴3年目の主婦となりますが、現在の収入は主にココナラ企業からの定期案件で収入を得ています。参考までに、下記はこのブログ執筆時の1ヶ月間のココナラの販売実績です。

ココナラの収益

正直なところココナラでの収入は月によってかなり振り幅がありますし、さらにココナラへの手数料も発生します。多数の案件を納品できた月は、会社員時代より大幅に多いこともありますが、案件の進み具合によってあまり納品ができなかった月は10万前後のこともあります。

ココナラなどの場合ほとんどが単発案件となるので受注すればするほど稼げる額は多くなります。ただ主婦の場合、仕事以外にもしないといけないことがたくさんあると思うので、闇雲に受注してしまうのは自分の首を締めることになりかねません。無理しすぎない程度に余裕を持ってスケジュール管理をすることが重要となります。

会社員の場合、収入が0なんてことはあり得ませんが稼げることのできる額は毎月一定です。その点、毎月決まった安定的な収入は望めませんが、稼げる額に限度がないことは主婦Webデザイナーのメリットかと思います。

主婦Webデザイナーのリアルな現実

私はフリーランスの主婦Webデザイナーになって今年が3年目となりますが、正直なところかなり自分には合っていたと思っています。

制作会社で働いていた時代は、子供が生まれてからは時短勤務にしてもらったため収入は激減、だけどしないといけない仕事は多く時間が足りないため昼休みを返上したり仕事を持ち帰りして作業することも多々ありました。常に時間にも追われていましたし、子供が体調を崩した時は休まないといけないなど周りに気遣うことも多くかなり疲労していました

フリーランスのWebデザイナーになってからは、ある程度仕事量も調節できますし、子供を体調を崩した時にも自分が自宅でみることができ(その分仕事は深夜や早朝にすることになりますが)、洗濯や家事などの主婦業も仕事の合間ですることができるため時間も有効的に使うことができています。

ただやはり病気や入院をした時の保障などは会社員と違い無いので、そういった点はやはり会社員との大きな違いかと思います。そう言った点を除けば、ある程度スキルを身につけることができればWebデザイナーは主婦にとってとても働きやすい方法だと思っています。

Webデザイナーを目指す主婦が仕事を獲得する方法

では主婦Webデザイナーに仕事を獲得する方法はあるのでしょうか。主婦Webデザイナーが、仕事を獲得する方法をいくつかご紹介します。

クラウドソーシングを利用する

パソコンをする女性

前述でクラウドワークスの話をしましたが、クラウドワークス だと基本がコンペ形式となるため、1つの案件に対してたくさんの方が応募をし選ばれた人だけが仕事を獲得(収入を得る)することになり、忙しい主婦からすると非効率です。ですのでコンペ形式ではなく、お客さんの方から仕事を依頼してくれるココナラの方がまだ仕事を獲得できる可能性があります。

ただココナラも多数のWebデザイナーの出品者がいるため、そこからのし上がっていくにはやはり最初は単価を低く始める必要があります。徐々に実績が増えてから、単価を上げていくことになります。主婦業をしながらWebデザイナーを目指す場合、例えばお小遣い程度稼げれば良いという方であればバナーやヘッダー制作などを行えば月に数万円は稼ぐことが可能です。(その場合コーディングの勉強は必要ありません)

ただ、ガッツリと会社員並みに収入を得たいと考えている場合は、バナーやヘッダー制作のみであれば到底無理なので(月に100個以上納品すればいけないこともないですが現実的ではないです・・)、ホームページ制作やLP制作など、単価が高いものを出品する必要があります。

直接の知り合いから仕事をもらう

友人と談笑する女性

直接の知り合いから仕事をもらうことも収入を得る1つの方法です。ネットではWebデザイナーはごまんといるように感じますが、実際に周りを見渡すとそこまでいないですよね。周りの人に「ホームページを作成できる」ということを言っておくとそこから仕事につながる可能性もありますし、友人であれば紹介等もしてもらえる可能性も0ではありません。

その際に注意していただきたいのは、友達だからといって無償で引き受けることはおすすめしません。ほんの少しでも報酬はいただくようにしてください。やはり無料ですと、どうしても自分のモチベーションが下がりますし、きちんとお金を支払っていただける方が、きちんとしたものを作ろうという自分のやる気にも繋がるので、引き受ける前に金額等のお話はしておく方がベターです。また、できれば制作実績としての掲載許可をもらえると、今後自分の実績として見せることができるので、実績掲載のお願いもできるか合わせて聞いておくのがおすすめです。

SNSを伸ばし仕事を獲得する

TwitterインスタグラムなどのSNSも伸ばしておくと仕事依頼につながる可能性があります。インスタだと写真で自分の世界観を作ることができますし、Twitterは拡散力も強く多くの人が利用しているので、自分のできることやデザインを発信しているとそこから仕事が入る可能性もあります。

注意したいのが、同業者や駆け出しデザイナーとの関わりのみになってしまうこと。また、仕事を獲得したいのであれば仕事の愚痴駆け出しであることや素人感は出しすぎない方が良いです。

SNSをする女性のイメージ
ゆりかご

愚痴ばかり言っている人や「駆け出しです!」と名乗っている方に安心して仕事は任せづらいですよね

プライベートのアカウントを共同で利用するのではなく、あくまで仕事と割り切ってSNSを活用する方法がおすすめです。

まとめ

今回は、Webデザイナー主婦が挫折する原因は?やめとけと言われる3つの理由と解決策をご紹介しました。

  • 主婦でもWebデザイナーは目指せるが、完全未経験でお子さんを自宅保育しながらの場合容易なことではない
  • Webデザイナーを目指す主婦の挫折率する原因として、勉強する時間の確保が難しいWebデザイナーになるために必要な勉強が多すぎるスクール卒業後、仕事がない、稼げない問題がある
  • Webデザイナー主婦はやめとけと言われる理由は、Webデザイナーは飽和状態デザイナーじゃなくてもデザインやホームページを作成できる方が増えている納期に追われる・時間外労働などがあげられる
  • 主婦Webデザイナー仕事を獲得する方法として、ココナラ直接の知り合いから仕事をもらうSNSを活用する方法がおすすめ
  • スキルを身につけることができればWebデザイナーは主婦にとって働きやすい仕事
ゆりかご

主婦でWebデザイナーを目指す方の参考になると嬉しいです

最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

ユリカゴデザイン|Web・グラフィックデザイナー
美術大学デザイン学部卒。企業インハウスと制作会社のデザイナー経験を経て、2021年4月よりフリーランスで活動中。デザイナー歴12年〜
ココナラでは取得率0.05%のPRO認定を取得。ココナラで得た豆知識、インハウス・制作会社・フリーランスのデザイナー経験で得たweb知識や考えを綴っています。

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