ココナラ(coconala)は、株式会社ココナラが運営する日本最大級のスキルマーケットです。仕事や相談など、「デザイン」や「Web制作」などの専門的なカテゴリから、「占い」「人生相談」など多岐に渡る幅広いジャンルを取り扱っています。また、個人の方だけでなく、法人の方まで利用できるサービスとなっています。
そんなココナラですが、専門の分野においてココナラの高い基準をクリアした者だけがもらえる、【PRO認定制度】というものが設けられています。今回はココナラのプロ認定とは?メリット・デメリットを、PRO認定デザイナーが解説いたします!
2022年10月にWeb制作部門においてプロ認定を取得しました!
ココナラのプロ認定とは?
ココナラのプロ認定とは、ココナラ内外を問わず特定分野の「プロフェッショナル」として活躍している出品者と、ビジネスとして利用する方々のマッチングを促進するため作られた制度となっています。PROに認定されると、出品者は自分のホーム画面の名前の横と、認定されたサービスなどの各所に「PROラベル」が付与されます。
出典:ココナラ公式
重厚感ある黒のPROラベルが与えられます
私は2020年5月より、主に出品者としてココナラを利用してきましたが、以前は圧倒的に個人のご依頼主様が多いと感じていました。ですが、最近は企業の方のご依頼も増えてきていると実感しています。PRO認定されることにより、ビジネスで利用されている企業の方にも、専門のプロ出品者としてより信頼感と安心感を持っていただくことができているのだと推測しています。
ココナラプロ認定の基準については下記の記事で詳しく書いております。プロ認定に興味のある方はぜひあわせてご覧ください。
私がココナラでプロ認定を受けてから現在で半年以上が経過しましたが、正直なところ圧倒的にメリットしか感じていません…!ココナラプロ認定を受けるメリット・デメリットについては次の項目でご紹介していきます。
ココナラプロ認定を受けるメリットをPRO認定デザイナーが解説
PROとしての露出が増える
ココナラにPRO認定されると、出品サービスの露出が増えます。各サービス欄を見ると「PRO認定を優先表示」という項目があり、こちらをオンにするとPRO認定されているサービスが全て上位表示されます。
やはり上位表示されていると、購入者の方からの閲覧数も圧倒的に増えますし、その結果購入にも繋がります。ココナラでは出品サービスがカテゴリによっては数千以上あるので、「どのサービスを選んだらいいのかわからない…」と悩んでしまう方や、「プロの出品者に頼みたい!」と思っている購入者の方にとっても、非常に便利な機能となっています。
サービス出品価格をアップすることができる
実は各サービスによって、PRO認定できる最低価格というものが設定されています。例えば、私が認定されている「バナー・ヘッダーのデザイン」のカテゴリでは最低価格が¥8,000、「チラシ・フライヤーのデザイン」のカテゴリにおいては、¥20,000が最低価格となっています。
↑写真は「バナー・ヘッダーのデザイン」のカテゴリです。プロ認定されているサービスはどれも¥8,000以上ですね。
やはりプロ認定は、ビジネスとして利用する方々へのマッチングを促進するために作られた制度となるので、あまりに低価格なのは、ビジネス目的であれば少し信頼性に欠けますよね。
個人で頼むのなら安い方がいいという方は多いと思いますが、ビジネスで利用する場合安すぎると逆に不安になる可能性もありますね
そのため、元々高額のサービスであればそのままの価格でも問題ありませんが、PRO認定できる最低価格は、ココナラ内のそのカテゴリの相場よりも少し高めに設定されているので、基本的には出品価格を上げることになります。
ちなみにプロ認定へエントリーする時点では、最低価格などは気にする必要がありません。最低価格以下の場合も、後から変更する形で問題ありません。こちらも、ココナラプロ認定の基準の記事で触れておりますのでぜひあわせてご覧ください。
ビジネスとして利用する方への信頼感
やはりプロに認定されると購入者の方から信頼感と安心感を持っていただくことができます。出品者のランク(レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ)も、購入者の方から信頼を得る1つの判断材料となるので、一番ランク上位のプラチナランクxPRO認定になると購入者の方からの信頼度が非常に高まります。
実際に私もお客様より「1番信頼できそうなので依頼したいです」と言っていただいたことが何度もあります。
選ばれし者しか与えられないプレミアム感
ココナラでPRO認定される基準はたくさんあり、様々な視点から審査されるのでPROに認定されるのは容易なことではありません。現に私は一度プロ認定にエントリーし、落ちた経験もあります。
ビジネスで利用できる出品者としてココナラ側も独自の審査基準を設けており、審査は非常にシビアなものとなります。そのため、プロ認定を取得できた場合はココナラにおいて圧倒的な権威性を示すことができます。
私がココナラプロ認定で自らエントリーし不合格になった後、事務局よりスカウトされた経緯については下記の記事でご紹介しています。
運営への取引に関しての問い合わせには2時間以内に返信をいただける
ココナラでプロ認定された場合、取引に関しての運営の問い合わせについてはココナラより2時間以内に返信をいただけます。ココナラの問い合わせの返信については、プロ認定される前から早い方だと感じていましたが、実際にプロに認定されてからはココナラの営業時間以内であれば本当に2時間以内に返信をいただけています。
優先サポート
https://coconala.com/pages/about_pro
取引に関して運営にお問い合わせをいただいた場合は、2時間以内※ にご連絡させていただきます。
※ 年中無休10:00-18:00迄にお問い合わせをいただいた場合
「取引に関して」と書いていますが、今のところどんな内容の問い合わせも(営業時間以内であれば)全て2時間以内に返信をいただいています。いつも迅速な対応で本当にありがたいです。
やはりそういった点でも、プロ認定されている出品者はココナラからも優先していただけるというのはメリットの1つになるかなと思います。
ココナラプロ認定を受けるデメリットをPRO認定デザイナーが解説
ではココナラプロ認定を受けるデメリットはあるのでしょうか。実際に、私がココナラでPROデザイナーに認定されてから感じているデメリットは少ないのですが、唯一挙げるとすれば「最初から購入者の期待値のハードルが上がってしまうこと」かなと思います。
やはりプロの肩書きがついてしまうので、必然的に購入者の期待値も上がります。この件は、ココナラプロ認定を受ける際にココナラ事務局の方と面談した際にも担当の方から伺っておりました。
例えばココナラを副業でやっている、お小遣い稼ぎでやっている場合など、「購入者にあまりに高い期待値でクオリティを求められるのは困る」といった方にはプロ認定されることはデメリットになり得るかと思います。
また、先ほどもお話しした通りプロ認定されるには最低価格というものが存在するため、サービス価格を大幅に上げる必要が出てくる場合もあります。価格を大幅に上げることによって、以前より依頼が減ってしまう可能性もゼロではありません。
私はメリットの方が遥かに多いと感じていますが、プロ認定を受ける際はあらかじめこれらのデメリットの点も念頭に入れておくと良いかと思います。
ココナラプロに認定される方法
ココナラプロに認定されるには2種類の方法があります。
- ココナラPROへ自らエントリーをする
- ココナラ事務局からのスカウト
1.ココナラPROへの自らエントリーをする
ココナラのエントリーフォームより必要事項(名前、経歴、取引実績、制作実績・ポートフォリオ、保有資格等)を記入の上、応募する方法が1つです。「選考期間は最長で1ヶ月程かかるケースもございます。」と記載されているので、焦らず気長に待ちましょう!
選考に通った場合、ココナラPRO運営事務局よりメールで連絡がきます。(この時点ではまだプロ認定されていません)面談の日程を調整し、ココナラPRO運営事務局のスタッフの方との面談を経て、双方問題がなければPROに認定される流れとなります。
2.ココナラ事務局からのスカウト
ココナラPRO運営事務局よりスカウトされる場合もあります。この場合も、スカウトされた時点ではまだPROに認定はされておらず、ココナラPRO運営事務局のスタッフの方との面談を経て認定される流れとなります。
ココナラPRO認定事務局からのスカウトされる流れについては下記の記事で詳しく書いていますので、興味のある方はぜひあわせてご覧ください。
私は自らエントリー&事務局からのスカウト、どちらの経験もあるので、その体験を踏まえて書いた記事になります
まとめ
今回はココナラのプロ認定とは?メリット・デメリットをPRO認定デザイナーが解説いたしました。
- プロ認定されると、露出が増え上位表示されたり、サービス価格を上げることができる
- プロ認定されると、購入者からの信頼度が高まる。プロ認定されるには非常に狭き門となるため、取得できた場合はココナラにおいて圧倒的な権威性を示すことができる。
- プロ認定されると、取引に関しての問い合わせは、運営から2時間以内に返信をいただける
- プロ認定される唯一のデメリットは、購入者の期待値のハードルが上がってしまうこと・サービス価格を上げることにより売れにくくなる可能性がゼロではない
プロ認定を考えている方に少しでもお役に立てると嬉しいです
最後までお読みいただきありがとうございました!
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